事例紹介

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フルヤ工業株式会社(丹波篠山市)

フルヤ工業株式会社(丹波篠山市)

女性が働き続けられる環境づくりのために事業所内保育施設を開園

会社情報

【代 表 者】代表取締役社長 降矢寿民
【事業内容】プラスチック製品の開発及び製造
【従業員数】148 人(令和元年9 月1 日時点)

 

~女性が働き続けられる環境づくりのために事業所内保育施設を開園~

 フルヤ工業株式会社は、大正7年に大阪市で、ボタン製造を行う降矢ボタン工場として創業。昭和2年に本社を現在の丹波篠山市に移転。同社は、精密プラスチック射出成形業者として高い技術力を持ち、自動車から時計、カメラ、医療関連機器まで幅広い業界向け部品の製造を行っています。
 同社では、従業員の約6割以上を女性が占めており、その多くが製品の良不良をチェックする検査部門で働いています。同社の重要な戦力として活躍する女性従業員達が結婚・出産後も働き続けられる環境づくりのため、平成27年11月に事業所内保育施設「サボテンハウス」を開園。同施設で、乳幼児の受入を開始したところ、育児のために一度退職した元従業員の復職も実現しました。
 また、平成29年には、女性パートタイマーを対象に「正社員として働きたいか」を尋ねるアンケート調査を実施。同調査で正社員になりたいと手を挙げた2人の女性は、今では正社員として働いています。
 さらに、毎週月曜日と金曜日をノー残業デーに定めている他、向こう1カ月の有給休暇を2日分あらかじめ申請した上で取得する計画有休制度も導入しており、残業削減・有給休暇の取得促進に向けても積極的に取り組んでいます。
 このような取組の結果、平成30年にはワーク・ライフ・バランスの推進に向け先進的な取組を実施している企業として「ひょうご仕事と生活のバランス企業表彰」を、今年の5月には兵庫県健康づくりチャレンジ企業アワード「全国健康保険協会 兵庫県支部長賞」を受賞しています。
 今後も、さらなる女性従業員の活躍、従業員のワーク・ライフ・バランスの推進に向け、取り組みを進めていきます。

事業所内保育所の様子

事業所内保育施設の様子

 

ひょうご男女共同参画ニュース掲載記事より 令和元年10月号