日本イーライリリー株式会社 | ひょうご女性の活躍推進会議

高い女性管理職比率（26%以上）とLGBTなどジェンダーを超えたD&Iへの取組の拡充
制度と風土両面から多様でスマートな働き方を実現し働きがいのある職場を構築

　同社は140年以上前に米国で創設されて以来、「研究開発こそ企業の魂である」という理念を掲げ、数多くの革新的な医薬品を創出し医学の進歩の先駆けとなってきました。日本では19７５年に日本イーライリリーを神戸に設立してから40年以上、革新的な医薬品をいち早く日本の患者さんに届けられるよう取り組んでいます。
　顧客ニーズに対応する医薬品の開発には多様な視点が必要不可欠という考えのもと、トップがコミットし会社のビジネス戦略として会社全体でD&I^※注1）を推進。2004年から本格的に女性活躍に取組み始め、Women’s Network^※注2）など社員リソースグループの活動に支えられて発展。15年経った現在は、営業職を含む女性管理職比率が26%超と業界トップクラス。さらに女性活躍のみならず、障がい者やLGBT＋、年齢や国籍を問わず多様な社員が安心して活躍できる職場づくりを推進しており、社内では社員同士が多様な価値観を尊重して受け入れる風土、インクルージョンの醸成を進めています。
　育児・介護などのライフイベントに関係なくキャリアを継続できる環境づくりとして、コアタイムのないフレックスタイム制度や利用条件のない在宅勤務制度を導入。また福利厚生プログラムの適応範囲を夫婦ではなく「パートナー」に拡大し、ｍyキャリア制度^※注3）や社内公募制度など、仕事とプライベートを両立し自分らしいキャリアを形成しやすい仕組みを構築。役員個室は廃止しフリーアドレス制を導入するなど執務環境も改革し、様々な角度から「スマートな働き方」を実現。外部からも働きがいのある会社として認知されています。

※注1　D＆I:ダイバーシティー＆インクルージョン
※注2　Women’s Network:女性社員有志が集り女性活躍のための活動を実施
※注3　myキャリア制度:営業職が理由を問わず勤務地を希望できる制度