ひょうご女性の活躍推進会議とは

人口減少社会の中、社会の活力を維持するためには、県民一人ひとりの経験や能力が存分に発揮できる社会を作っていかなければなりません。
とりわけ「女性の活躍」は、企業、地域、行政等の現場にもさらに多様な視点や価値観、創意工夫をもたらすことから、今後の経済成長を支える潜在力の活用という面だけに止まらず、新たな時代を切り拓いていく上で極めて重要です。
そこで、本県における「女性の活躍」を一層促進していくため、様々な分野で活躍する女性や経済・労働団体等で構成する「ひょうご女性の活躍推進会議」を設置し、それぞれが連携・協働することにより、社会全体の気運醸成を図るとともに、職場等における意識改革や女性登用の促進を促します。
なお、この推進会議は、平成27年9月に施行された、女性の職業生活における活躍の推進に関する法律 第23条に定める協議会として位置づけるものです。

主な活動内容

(1) 推進会議の設置・運営

〔第1回推進会議の開催〕

  • 日 時 平成27年7月7日(火)12:50~13:20(兵庫県民会館)
  • 内容等 推進会議発足に向けての協議・意見交換等

(2) 連絡会の設置・運営

推進会議の内容に係る具体的協議・運営等を行う機関として、各団体等の事務局長レベルで構成する「ひょうご女性の活躍推進会議連絡会」を設置

【主な協議内容等】

  • 行動宣言を踏まえた目標等の進捗管理
  • 各種事業の具体的実施・運営方法 等

(3) 社会全体の気運醸成に向けた取り組み

ア.発足会の開催

各界で活躍する女性、経済・労働団体、報道関係者及び行政のトップ自らが集い、「女性活躍」に向けた決意を述べるとともに、本県の女性活躍推進に 向けた今後の指針となる「ひょうご女性活躍行動宣言」の採択を行うなど、本推進会議の設置を広くアピール

◇ 日 時:平成27年7月7日(火)13時30分~15時30分

◇ 場 所:兵庫県民会館 9階 けんみんホール【参加者:330名】

◇ 当日プログラム

    • 基調講演「女性の活躍推進について」坂東 眞理子氏(昭和女子大学学長)
    • 発起人からのメッセージ「女性活躍推進に向けた私たちの決意」
    • 「ひょうご女性の活躍行動宣言」採択 等
 

イ.「ひょうご女性活躍行動宣言」 

各界で活躍する女性、経済・労働団体、報道関係者及び行政のトップ自らが、「女性活躍」推進に向けた決意を「行動宣言」という具体的な形で表すとともに、目指すべき方向性や目標を示し、各構成団体等へ働きかけることにより、経済・労働界を中心に取組が加速することを狙う。

*ひょうご女性活躍行動宣言本文

(4) 具体的事業の実施(職場における意識改革や女性の能力開発等)

「推進会議」の名のもと、企業表彰、個別企業等への支援、セミナー開催、情報発信(専用HP(ポータルサイト)の開設・運用等)等を実施

ア.職場における意識改革

a.女性活躍推進企業表彰制度の実施

女性活躍の推進について、他の企業の模範となるべき取組を推進している企業を表彰し、広く周知

 
b.企業への出前相談及び研修講師派遣

女性活躍推進専門員が企業等に出向き、出前相談や研修の企画提案を行うとともに、講師派遣等を実施

 

c.企業担当者向け研修会の開催

 

イ.女性の能力開発・意識改革

a.先進事例及び女性ロールモデル等の情報収集・提供

県内企業の自主的な取組を支援するため、様々な女性活躍の先進事例や女性のロールモデル等の情報を収集し、提供

b.女性活躍を応援するための各種セミナーの開催
      • 育休復帰応援セミナー
      • 女性のためのステップ・アップセミナー
      • 「小1の壁」克服術セミナー

ウ.女性活躍推進に向けた情報発信 (女性活躍のためのポータルサイトの開設・運用)

様々な立場にある女性や企業関係者など、多様なニーズに対し一元的な情報発信を行うため、推進会議専用HPを開設。推進会議による情報発信をはじめ、国や関係機関・団体等の取組や支援策など、女性活躍推進のための情報を幅広く発信

 

組織構成・事業推進イメージ

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ひょうご女性の活躍行動宣言

人口減少時代を迎えた今、将来にわたって活力ある地域や社会を維持していくためには、私たち県民一人ひとりの経験や能力が存分に発揮できる社会を作っていかなければなりません。とりわけ「女性の活躍」は、企業、地域、行政をはじめ、あらゆる現場に多様な視点や価値観、創意工夫をもたらし、新たな時代を切り拓いていく上で極めて重要です。

私たちは、「ひょうごの女性活躍」を一層推進していくため、それぞれの果たすべき役割を認識し、以下のことに取り組んでいくことをここに宣言します。

  1. 私たちは、女性の活躍に向け、社会全体の気運醸成を図るとともに、男女問わず全ての人の意識改革に努めます。
  2. 私たちは、男女がともに仕事と家庭の両立ができる働き方の実現に向けた取組を推進し、女性が活躍できる環境の整備に努めます。
  3. 私たちは、女性がその個性や能力を最大限に発揮することができるよう、採用拡大、キャリア形成支援、上位職への積極的登用など、機会の拡大に努めます。

これらの取組を実効性のあるものとするため、様々な支援施策を展開するとともに、それぞれの事業所においては、到達すべき目標とその過程を明確にした行動計画を策定するなど、社会全体で、女性活躍推進に向けたより具体的な行動を展開していきます。

【行動計画等の策定に向けた基本的な考え方】
従業員が100人を超える規模の県内事業所にあっては、可能な限り、行動計画の策定に努めます。また、従業員が100人以下の県内事業所にあっても、女性活躍の推進に努めます。

平成27年7月7日
ひょうご女性の活躍推進会議

 

構成メンバー(発起人)(50音順)

      • 井戸 敏三(兵庫県知事)
      • 井野瀬 久美恵(甲南大学教授・日本学術会議副会長)
      • 今村 弥雪(女性産業人懇話会(VAL21)代表幹事)
      • 大橋 忠晴(兵庫県商工会議所連合会会頭)
      • 木南 岩男(兵庫県商工会連合会会長)
      • 清原 桂子(ひょうご女性未来会議代表、神戸学院大学教授)
      • 高士 薫(神戸新聞社代表取締役社長)
      • 田中 裕子((株)夢工房代表取締役)
      • 辻 芳治(日本労働組合総連合会兵庫県連合会会長)
      • 戸田 善規(兵庫県町村会会長)
      • 中山 明広(兵庫労働局長)
      • 成松 郁廣(神戸経済同友会代表幹事)
      • 藤浪 芳子(昭和精機(株)代表取締役会長)
      • 古山 陽子(P&Gジャパン執行役員)
      • 三原 修二(兵庫県経営者協会会長代行)
      • 山中 健(兵庫県市長会会長)

 

発足

平成27年7月7日