株式会社TAT | ひょうご女性の活躍推進会議

各部門で自由にやり方を考える仕組み

　ネイル製品の卸で全国有数の取り扱い数を誇る株式会社TATは､｢社員がイキイキと楽しく働ける会社にすることが、お客さまの幸せにつながる｣と考え､｢大家族のような会社｣を目指し、トップが率先してその雰囲気づくりに努めています。

　毎年、社員と一緒になって作っている経営指針書は、１年ごとにページが増え、現在250ページ。会社から示された重要方針に基づき、社員参加型で計画を考える｢ボトムアップ型の組織｣を進めています。

　当初、会社が示した定時退社を促すノー残業デーの取り組みでは成果があがりませんでしたが、2013年から各部門で自由にやり方を考える仕組みに変えたところ､｢見える化｣やさまざまなアイディアが実践され、残業が1年で6割減少。社長をはじめ、全社員が家族のようにフォローし合い、お互いを大切にする社風で、育休後職場復帰率は100％、離職率も2％以下です。

　2015年からは、ネイルの力で人、社会、地球を善くしようというプロジェクトを立ち上げ、CSR活動にも積極的に取り組み、従業員、お客様と共に笑顔で明るい地域社会を推進するなど、取組は留まることがありません。

ひょうご男女共同参画ニュース掲載記事より 平成27年6月号