ニュース

2016/06/30

「公務員として働く女性先輩たちに学ぶ」のパネルディスカッションを開催しました

 平成28年6月24日、神戸学院大学にて、同大学現代社会学部清原桂子教授が担当する「男女共同参画研究」の授業の一環として「公務員として働く女性先輩たちに学ぶ」と題してパネルディスカッションが開催されました。
 公務員として、また管理職として活躍する4名の女性と、参加した70名の大学生による活発な議論が行われました。

パネルディスカッション

・コーディネーター 梅谷 順子 兵庫県理事(地域創生・女性担当)
・パネリスト    福田 ひとみ 明石市コミュニティ推進部長
          城 友美子 兵庫県産業労働部しごと支援課長
          有吉 智香 兵庫県企画県民部ビジョン課副課長
                            (以下敬称略)

Q なぜ公務員を目指しましたか?

(梅谷理事)
 まずは皆さんがどんな思いで公務員を目指されたのかをお伺いします。 

(福田部長)
 私は人が大好きで、市役所は多種多様な人に出会える職場だと思い、公務員を目指しました。そして、明石市役所に就職して40年が経ちます。私はとてもお節介なのですが、人のために何かをしたいという性格が、長く公務員生活を続ける原動力となっています。
 公務員の仕事は利益を追いかける仕事ではありません。住民の皆さまのニーズを感じ取って、法令等の規範の中でサービスを提供することが公務員の仕事の醍醐味だと思います。自分の知識を活かして市民の皆さまのお役に立てることへの嬉しさと、自分が役に立っているという充実感が公務員を続ける力になっています。 

福田部長

福田部長

(城課長)
 私はもともと法学部の出身で、その中でも興味を持ったのが行政法だったので、公務員を志望しました。
 私は神戸で生まれ育ちましたが、神戸だけでなくもっと広いエリアをカバーするような仕事に就きたいと思い、県で働きたいと思っていました。
 私が採用されたのは1986年で、この年は男女雇用機会均等法が施行された年でした。兵庫県でもその頃から女性の採用者数はどんどん増えています。 

(有吉副課長)
 私はたつの市出身で、高校まではたつの市で育ちましたが、東京の大学に進学し、東京の証券会社に就職しました。その証券会社では6年間働きましたが、当時は仕事について悩んでいました。ちょうどその頃に新聞で兵庫県の経験者職員募集の小さな記事を見つけ、県職員に転職しました。
 当時、転職活動を通じて気づいたことがあります。それは、就職すると40年以上働き続けることになりますが、目標や目的がないと40年も働き続けることは難しいということです。その頃、私は、人の役に立つ仕事がしたいと強く思っていました。証券会社の仕事も人の役に立つ、非常に社会的意義のある仕事であると思いますし、今でも東京で過ごした6年間はとても貴重な経験だと感じています。しかし、当時は、誰かの役に立っていることがダイレクトに分かる仕事がしたいと思い、公務員をめざしました。 

Q これまでにどのような業務に携わりましたか?

(梅谷理事)
 今まで、皆さんはどんな仕事に携わってこられましたか? 

(福田部長)
 私は入庁してから、そのほとんどは、市民の皆さまと接する窓口業務に従事してきました。入庁したての頃は交通安全の部署におり、啓発のために幼稚園で手作りの紙芝居を行ったり、着ぐるみを着ての街頭啓発を行ったりしました。
 その後、担当が替わって市民センターの戸籍担当になりました。市民の方からの相談が非常に多い業務のため、私の役所生活で一番勉強した時期でした。
 その後、国民健康保険の部署に異動になりました。この部署には18年という長い期間在籍しました。ひとつの部署にこんなに長く在籍することは、今ではありません。なぜなら、ジョブローテーションといって、入庁してから短い期間でいろんな部署を経験する時代になっているからです。明石市では長くても5年ほどで異動します。私が18年も同じ部署にいたのは、当時、介護保険等の法改正が続いたためでした。
 市役所の窓口ではお叱りを受けることが多いです。市民の方に満足していただけることはなかなかありませんが、納得していただくことが我々の使命だと思い、取り組んでいます。

(梅谷理事)
 市役所や町役場では市民、町民の方と直接対応して仕事することが多いですが、県庁は少し違います。城さん、いかがですか。 

(城課長)
 私はこれまで、大きく4つの分野の仕事に就いてきました。
 1つめは企業庁での仕事です。県では事務的な仕事だけではなく、埋め立て地を工業用地として売却するなど、ハード整備の仕事もしています。
 2つめは自然環境保護の仕事です。兵庫県は非常に広く、貴重な野生種等、多様な生物が生息しています。そういった生物を保護する仕事です。
 3つめは福祉の分野の仕事です。福祉にも幅広い仕事があり、私はバリアフリー化を進める事業や、精神疾患の方への支援、自殺対策等に携わりました。
 4つめは労働の分野の仕事で、現在担当している分野です。
 今いるしごと支援課では様々な就労・雇用支援をしています。県では、女性や障害者、高齢者、刑務所から出所してきた保護観察期間中の方等、就労や雇用が困難な方へ支援を行っています。
 また、景気変動に応じた就労・雇用支援として、リーマンショック時には大規模な雇用対策事業を行いました。
 さらに、若年者の就労支援として、就職時のミスマッチを防ぐ支援や、正社員としての就労に向けた支援のほか、昨年度からは地域創生の観点から特に県内での就職を促す仕事もしています。

(有吉副課長)
 私ははじめ、産業政策課に配属され、有効求人倍率等の県内の経済指標の調査に携わりました。
 その後は、県土整備部のまちづくり課に配属され、バリアフリー化を進める仕事に携わりました。
 その後は県庁の研修制度を利用して、東京の政策研究大学院大学の大学院に1年間派遣していただきました。
 その後、配属されたのが科学振興課です。兵庫県は先端科学技術基盤が充実していて、播磨科学公園都市には大型放射光施設SPring-8も設置されています。それらを如何に産業支援や地域振興に活かすかを検討する仕事に携わりました。
 次は国際交流の仕事に配属されました。海外の姉妹都市との交流や多文化共生の事業を行った後、県民生活課でNPOや自治会等の活動団体と協働して県政を進める事業に取り組みました。
 その次は東播磨県民局の消費生活センターに配属になり、悪質商法等で困っている県民の方の相談を受けて支援する窓口業務に携わりました。
 その後が今いるビジョン課です。ビジョン課では2040年の兵庫県の将来像を描く「21世紀ひょうご長期ビジョン」を作成し、推進しています。
 証券会社から転職して思うのは、県庁は仕事の幅が広くて、異動する度に全く違う分野の仕事に携わることが多いということです。

有吉副課長

有吉副課長

(梅谷理事)
 3名のお話をお伺いしただけでも、いろんな仕事があることを感じていただけたかと思います。県庁内の部局はかなり減りましたが、企画県民部、健康福祉部、産業労働部、農政環境部、県土整備部の5つに加えて企業庁や教育委員会、行政委員会としての仕事等、様々な分野があります。行政職として入庁すると、それらの分野をローテーションして、様々な仕事を経験することになります。また、本庁は元町にありますが、地域の県民局で働く場合もあります。 

Q 達成感を得た仕事とその理由を教えてください

(梅谷理事)
 これまでを振り返って、一番達成感を得た仕事、また、それが上手くいった理由等を教えてください。

(福田部長)
 国民健康保険担当時代のエピソードをお話しします。子どもの出生届が出せないとご相談に来られた女性のお話です。この相談者は夫のDVから避難してきた方で、子どもはその後出会った男性との間に生まれました。夫に居場所を知られないようにするため、子どもの出生届を出すことができず、保険証を作ることもできませんでしたが、生まれた子どもには医療が必要です。そこで、子どもの医療や児童手当等、生活に最低限必要なことについて、市職員としてできる限りのことをし、出生届は出せませんでしたが保険証を作ることが出来ました。それから5年が経ち、その子どもが小学校に入るまでには戸籍を確保したいと思い、弁護士相談や家庭裁判所に通って勉強をしました。その結果、1年以上の時間がかかりましたが出生届を出すことができたときには、相談者と一緒に泣いて喜びました。
 市役所の中でもこんな仕事は滅多にありませんし、明石市の人口は29万人以上ですから、全ての人に同じ対応ができるわけではありませんが、国民健康保険を担当していた18年間で2名のお子さんが戸籍を取得できました。公務員として、このような形で市民の方に関わることができて、お役に立てたのは心からうれしく思いますし、私の中での達成感に繋がっています。

(城課長)
 新温泉町の上山高原エコミュージアムについての話をします。上山高原では希少生物のイヌワシが生存していることが確認されたため、環境・生態系全体を保全しつつ地域振興にも役立つ取組として、地域をまるごと博物館に見立て、大規模なハード整備は伴わないエコミュージアムをかたちづくっていきました。地域の方達の理解を得るため、何度も対話型の説明会を開きました。
 当時を振り返ると、県側から地域に説明に伺ったメンバーは主に3人で、そのうち2名が女性でした。当時、県が開く地元説明会と言えばほとんど男性だけで実施していたことを考えると、女性が説明することで地域の女性も説明会に参加していただけるようになり、また、地域の方々の新たな発想や柔軟な意見を引き出すことにもつながったように思います。 

城課長

城課長

(梅谷理事)
 環境を守ることは行政として大切な仕事です。国家的にもコウノトリを守るための活動を行っており、兵庫県では先進的に取り組んでいます。一方で、県では、野生鳥獣とどのようにつきあっていくかについても考えています。 

(有吉副課長)
 国際交流の仕事をしていた頃の話をします。当時はリーマンショックの影響で派遣切りが多発しており、外国人労働者にも同じ事が起こっていました。そこで、ハローワークや外国人支援を行っているNPO等の協力のもと、外国人向けに就職試験のための日本語講座を行うことにしました。来てくれた方からも好評でしたし、いろんな人と力を合わせて仕事が出来たことに達成感を得ました。

Q 仕事をしていく中で悩んだことは?

(梅谷理事)
 ここまでは上手くいった話を聞いていただきましたが、働いていると、悩んだり、立ち止まって考えたりするときもあると思います。仕事をしていくうえで悩んだことについてお伺いします。

(福田部長)
 仕事を長く続けていると、ライフステージに応じていろいろなことがあります。私の場合、一番大きな悩みは、子育てと仕事を両立していくことでした。今では育児休業制度がありますが、私の時代は産前産後8週間の休業のみでした。当時は子どもを義父母に預けるために車で走り回り、一番つらかった時期です。日々の子どもの成長が仕事を続ける励みになりましたが、その一方で子どものことを可哀想に思うこともありました。いつでも仕事を辞めたら良い、という思いと、今辞めたら同じ仕事には二度と就けない、という思いとの葛藤がありました。40年の間には、大きな病気もしましたが、子どもたちの成長を見ていると、もうちょっと頑張れるかな、と思いましたし、仲間の支えがあって仕事を続けることができ、とても感謝しています。

(梅谷理事)
 私も子育ては一番のハードルでした。母や保育所に頼りながら、職場にも迷惑をかけながら、どこに対しても頭を下げていた記憶があります。今となっては、私が働いている姿を子どもたちも評価してくれています。

(城課長)
 私からは仕事の面の悩みについてお話しします。私は平成21年度に、1年間だけ自殺対策の仕事に携わりました。時には自殺志願者からの電話を受ける時もありました。皆さんであればどのように対応しますか?
 私が電話を受けるときに心がけていたのは「心はホットに、頭はクールに」ということでした。気持ちは熱くもって相談者の心に寄り添いながら、頭は冷静に保って状況の判断や今後の対応について考えるようにしていました。それは電話応対だけではなくて、行政の仕事に携わっていくうえでも一番大事なことだと実感しています。
 ただ、そういった電話の対応を終えた後は、さっきの応対で本当によかったか悩みも多かったです。

(梅谷理事)
 行政の仕事は命に関わるものもあり、重いけれどもやりがいのある仕事です。

(有吉副課長)
 私も仕事で悩んだことについてお話しします。私にとって一番つらかったのは、昨年、ビジョン課に来たばかりの頃でした。兵庫県は人口における社会増がワースト2位で、大学進学や就職等の理由で去年は7400人も人口が流出しています。当時はその要因を分析する仕事をしていました。それ以外にも、副課長として課を運営するための気配りや、ビジョン課の本来の業務である、21世紀兵庫長期ビジョンの進捗状況を調査したり、兵庫県強靱化計画という防災関係の計画を策定するための調整や、兵庫のゆたかさ研究等にも同時並行で携わったりしていました。
 自分のキャパシティを超える経験というのはこのときがはじめてで、こんなに自分は仕事が出来なかったのかと愕然としました。そんな状況を乗り越えられたのは、周りの人の支えがあったからです。職場の人や友人が私の状況を気にかけて手をさしのべてくれたおかげで、なんとかつらい時期を乗り越えることができ、今の私がいます。

学生との質疑応答

 ここまでは梅谷理事の進行の下、パネルディスカッションを行いました。パネルディスカッションのあとは、パネリストと参加した学生との間で、活発な質疑応答が行われました。
学生1 学生2

Q 仕事をする上で、女性だからだめだと言われたことは?

(学生)
 仕事上で、女性だからだめだと言われた経験はありますか?

(有吉副課長)
 言われたことはありませんが、電話口で「上司を出せ」と言われて私が出ると、「なんだ女か」という雰囲気になることもありました。そういうときは臆さず立ち向かうようにしています。

(城課長)
 あからさまに口に出してそう言われたことはありませんが、内心そう思われていたこともあると思います。しかし、そういう場面で女性である自分が冷静に対処すれば、逆に上手く仕事を進めることができる時もあります。女性であることを不満に思うよりも、上手く乗り越えていけるようなコミュニケーション能力を身につけていくことが必要だと思います。

(梅谷理事)
 私も面と向かって言われたことはありませんが、男性の部下と仕事に行ったときに、先方に男性の方が上役だろうと思われ、部下の方に先に挨拶をされたことがありました。
 逆に、ある男性の芸術家とお仕事をした際に、「男性職員のもとでは進まなかったプロジェクトだが、女性の君には期待している」といわれ、奮起したこともありました。

梅谷理事

梅谷理事

(梅谷理事)
 昨年、女性活躍推進法ができましたが、県ではそれ以前から「男女共同参画兵庫県率先行動計画-アクション8-」を策定し、8つの目標のもと、女性の活躍や男女ともに働きやすい職場づくりに取り組んできました。なかでも力を入れているのは管理職の女性比率を上げることで、課長相当職に占める女性の割合を15%とすることを目標としています。

Q 女性で良かったと思うことは?

(学生)
 女性だからだめだと言われたことについてお話しいただきましたが、逆に、女性だから良かったことはありましたか?

(有吉副課長)
 特に女性だから良かったと感じたことはありませんし、男性との差を感じたこともあまりありません。ただ、世の中、男性と女性は半分ずつですので、仕事をしていく上でどちらか一方に偏った職場では視点が偏ってしまいます。私は今、ビジョン課にいますが、兵庫県の将来像をつくるのが男性だけではいびつですよね。性別や住所、年齢、国籍等さまざまな属性を持った方が兵庫の将来像を考えるべきだと思います。

(城課長)
 女性ならではのきめ細やかさや、よく気がつくところは、女性の良いところだと思います。有吉副課長がおっしゃったとおり、世の中、男女半々ですが、介護を担うのは女性が圧倒的に多いです。また、自殺をするのは男性が圧倒的に多く、裏を返せば、残されるのは女性が圧倒的に多いということにもなります。そういうところにも心を砕いて施策を検討、実施していく必要があります。実はいろんな決定権は女性の方が持っているということもあります。県民の方に協力を呼びかけるとき、女性抜きでは考えられないと思います。

(福田部長)
 女性で良かったことは男性が優しいことです。かわいいとかきれいとか関係なく、女性であることで優しくしてもらっていると感じます。それから、出産や子育ての経験によって、人の痛みが分かります。これは女性ならではだと思います。男性でも子育てをしている人はいると思いますし、私の夫も自分は子育てに参加したと思っているようですが、実際は仕事も忙しく、大きな期待はできませんでした。出産や子育てを経験していれば、同じ経験をしている人に優しくできますよね。今でも、電車でベビーカーを押している人を見かけたら、乗り降りを手伝います。経験しないと分からないことはありますし、女性だから得したこともたくさんあります。女性だからといって損なことばかりではありません。

Q 県や市町における仕事と家庭の両立支援制度は?

(学生)
 子育てと仕事の両立で苦労された話もありましたが、県や市町で働きながら子育てをすることになった場合、現在ではどのような支援制度がありますか?

(福田部長)
 明石市では産休や育休制度のほか、育休中の支援として復職に向けた勉強会などがあります。復職の際は仕事の希望も聞いていますし、育児時短制度もあり、多くの女性が利用しています。現在、明石市では、新規採用職員の50%は女性です。昔は、制度はあっても、女性職員自体が少なく、利用しづらい雰囲気がありましたが、今は女性職員も増えましたので使いやすいです。堂々と帰ってください。また、いずれは自分たちがそういう人を応援する時代が来ます。そのときはしっかり応援してあげてください。権利と義務は隣り合わせですが、利用している人が精一杯仕事をしていることは見ていて分かります。最近はオンオフをきっちり分けることができる人が増えていますし、それを支援できる環境ができています。民間ももちろん取り組んでいますが、先陣を切っているのが公務員です。

(梅谷理事)
 県庁ではアクション8の中で、職員の子育てや介護への支援を掲げています。昨年からは在宅勤務制度がスタートしました。現在38人が登録しており、未だ手探り状態ですがこれから推進していきます。さらに、今年からは新たにフレックスタイム制度も導入しました。民間企業でも先進的に取り組まれていますが、県も遅れをとらないように取組を進めています。
 また、アクション8にも柱に掲げていますが、男性の育児参画にも取り組んでいます。男性も積極的に子育てに取り組む職場づくりに努めています。 

Q 初めての仕事に就いたときはどう乗り越える?

(学生)
 先程、ジョブローテーションの話をされていましたが、何も分からない初めての仕事に就いたときはどうしていますか?

(有吉副課長)
 今までの仕事がなんの役にも立たないわけではありません。今までの人間関係や仕事を経て今の私がありますので、これまでの蓄積を生かしつつ、新たに学んでいくんだと前向きに考えると乗り越えられます。また、何歳になっても、初めてのことが分からないのは当たり前です。分からないことは聞くことが大切です。 

(福田部長)
 異動すれば、分からないのはみんな一緒ですから、有吉さんがおっしゃったとおり、人と人との繋がりで何とかなります。分かったふりをして暴走すると市民の方にご迷惑をおかけすることになりますから、分からないときは分からないと、聞けるうちに聞いてください。

大学生へのメッセージ 

 最後に、出演者の方々から、就職活動を控えた大学生に対してメッセージをいただきました。

(梅谷理事)
 熱心に聞いてくださってありがとうございます。今日の話の中ではワークライフバランスについてもお話ししましたが、長期的な視点でワークライフバランスを考えるために、兵庫県では教育委員会が高校生向けのキャリアノートを作っています。また、今は、結婚や育児、介護等さまざまなライフイベントに応じた支援制度が整っていますので、皆さんも就職にあたってライフプランを考え、準備してみてください。ぜひ兵庫県で一緒に働きましょう。 

(福田部長)
 県で働くなら兵庫県、市で働くなら明石市へ来てください。明石市では「旬なあなたにロックオン」というキャッチコピーで採用活動を行っています。ぜひ明石市で一緒に働きましょう。お伝えしたいことはたくさんありますが、今は大学生活を精一杯楽しんでください。 

(城課長)
 兵庫県は中小企業が多く、ものづくり企業を中心に、全国的にも世界的にも優秀な企業がたくさんあります。これからインターンシップに参加される方もおられると思いますが、自分の目でいろんな企業や事業所をみて就職先を決めてほしいと思います。

(有吉副課長)
 私は県庁内でもいろんな仕事を経験しましたが、その経験が大切です。皆さんも大学生活のなかでいろんなことを経験してください。また、大学時代の友人はこの後の人生の支えになります。しんどいこともあるかと思いますが、いろんな人間関係を築いてください。

この講座について、神戸学院大学のホームページにも掲載されています。
神戸学院大学ホームページURL
http://www.kobegakuin.ac.jp/box/news/newsall_detail.cgi?kanriid=201606102